メイド喫茶に行きました

昨日、初めてメイド喫茶に行って来ました。正確には初めてではないのだけれど、その時は初対面のヲタク数人とコーヒー飲むだけのよく分からない場だったので、メイド喫茶らしさは微塵もなかった。なので、ノーカウント。

 

メイド喫茶と言えば、「萌え萌えきゅーん」だの「おかえりなさいませ、ご主人様」だのというイメージがまずあるので、今回行くのであればそういうコテコテの場所に行きたかった。Twitterでオススメの場所があるかと聞くと、初心者なら「@ほ~むカフェ」か「めいどりーみん」がいいとアドバイスを貰った。フォロワーの人と二人で行く予定だったので、どちらに行くかは当日決めることにしておいた。Twitterはいろんな人がいるから、質問投げると個人の感覚とはいえ有用な回答が返ってくることが多いので重宝している。Twitterはいいぞ。

 

当日の秋葉原は蒸し暑く、最近は当たり前の光景と化した外国人観光客とヲタクであふれかえっていた。とりあえず合流した後、それぞれのお店の前まで行って雰囲気でどっちにするかを決めようということになり、外から様子を伺うことにした。建物の外観から判断するしかなかったが、それっぽい感じが良かったので「@ほ~むカフェ」に行くことにした。お店の近くでビラを配っていたメイド服の女の子がいたので、どんな感じか聞こうとして声をかけたら、別のお店の子だった。ごめんなさい。

 

建物の入り口から入るとすぐにエレベータがあり、4~7Fくらいまでが喫茶店エリアだったので、どの階にするか迷った。どの女の子がどの階にいるとかも分からなかったので、なんとなく6Fを選んだ。666。

6Fに行くと、結構な待ち列ができていて少し面食らった。すんなり入れると思い込んでいただけに驚いた。自分たちの前には外国人2組と日本人1人という並びで店内は満席。いつ入れるかと思ったが、席は1時間制なのでタイミングにもよるけど待っても30分程度。中の様子を伺いながら、自分の番を待っていた。色々な客がいるのが見えたけど、競馬新聞広げて予想している二人組がいた。メイド喫茶でやることなのだろうかとは思ったが、喫茶店ということを考えれば不自然ではないのかもしれない。

また、待っている間にメイドさんから簡単なメニューを事前に渡されるのだが、前に居た日本人1人が外国人用(多分、中国語)のみが書かれたメニューを渡されていた。パッと見はそう見えなくもなかったので勘違いしてしまうのも分かるが、面白かった。

しかし、自分たちにもメニューが渡されるタイミングでメイドの子から「日本語のメニューで宜しいですか?」と聞かれてしまった。さきほど面白いと思っていたことがまさか自分の身に起きるとは思っていなかった。別に自慢でもなんでもないが、純日本人的な顔をしていると思っていたのでショックだった。笑ってごまかした。

 

いざ、入店し案内されるとお店に居るメイドさんたちが皆で「お帰りなさいませ!ご主人様!!」と出迎えてくれた。そうそうこういうのがやりたかったんだよと思いながら、少し苦笑いしてしまう。まだ照れがあった。

席につくとメイドさんが一人来て、お店のシステムや設定を説明してくれた。そのときに名前を伝えなければならないのだけれど、お店側も本名は望んでいないようで「ステキなニックネーム」を求められた。自分はタニシなので「タニシです。」と伝えたが、「本名じゃないですか?」と疑われてしまった。タニシという本名が少し想像つかなかったが、問題ない旨を伝えて了承してもらった。一緒に来ていた人がニックネームを伝えたとき、メイドさんが聞き間違えて「もこう?ですか?」と言ったので、「もこうだと別の人になっちゃう」とぼそっと言うと「あの顔文字の方になっちゃいますもんねー」と反応してくれた。このメイド分かってますわぁ・・(⌒,_ゝ⌒)

思っていたよりも値段が良心的だったので、おなかの具合とかも見てデザートセットを注文。メイドにお絵かきしてもらえるラテとツンデレパフェを注文した。セットを頼むとメイドさんと写真を一緒に撮ることも出来るので、これが一番楽しみだった。ツンデレパフェは提供時にツンデレ風に出してくれることを期待して頼んだ。「あ、あんたのために作ったんじゃないんだからね!!!」とか言いながらね。味は二の次。

注文もして一息ついて店内を見渡すと、客は外国人が半分って感じだった。AKIBAのメイド喫茶という観光スポットになっているのだろうか。なんだかもっと見るべきものがあるのではないかとも思うけど、メイドさんも英語を使って接客などしていたので、ビジネスとして成立しているんだなと再認識。

メイドさんのプライベートを探るのはNGなんだけど、接客の仕方とかを見てると多分女子大生か20そこそこのフリーターなんじゃないかな。その辺にいる女と大して変わらないような素振りも見せていたので、そのあたりは徹底して欲しいと思ってしまった。傲慢かな。

しばらくしてラテが出てきた。動物をお絵かきしてもらえるということで、俺はタニシでありパンダなので、パンダをお願いした。 まぁこれは割とどうでもよかった。二人分のお絵かきが終わった後に例の美味しくなるおまじないを一緒にやらされた。「もえもえきゅーん」ってやつです。手をハート型にして、「もえ」で右に「もえ」で左に「きゅーん」でラテに向かって手を出す。気合いれてやりました。完璧な萌えパワーが注入されたラテは温くて味が薄かった。そんなもんです。

その後、写真を一緒に撮るメイドさんを並べられた写真の中から選ぶように指示された。自分としては最初にシステムを説明してくれたメイドさんが良かったのだが、一覧の中にはおらず、聞きにきたメイドさんに選べないのかと質問すると「萌えパワーチャージ中です!」と言われた。なるほどね。とりあえずそれっぽいメイドさんを選んでおきました。

パフェが出てくる前に写真を撮る順番がやってきた。普段から「タニシ」なんて呼ばれてないので一瞬反応が遅れてあわててしまった。ステージ?みたいなところで撮影するようになってて、席から移動が必要だったが、移動の際にメイドさんを呼ぶようのベルを手で落としてしまった。鳴り響くベル。ごめんなさい。

ステージに上がると「選んでくれてありがとうございます!」なんて言うから、なんかそっちの店っぽいなぁとも思いながら、写真を撮る段取りを説明される。一緒に撮るポーズを4つ提示されて猫のポーズを選んだ。そういう趣味なのです。ところが、猫耳を付けるのはメイドさんではなく自分が付けるようで「えっ」ってなった。猫耳を渡されそれを付けるアラサー。「これは色々と問題ない?」と聞くと、苦笑いで「大丈夫です!」と言われた。そのときの写真がこれ。大丈夫ですかね。

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 無事、写真を撮り終えて席に戻ってしばらくするとパフェが出てきた。しかし、愛情がこもりすぎた影響とかで一緒に来ていた人のパフェの生クリーム(多少、熱をもっている)がガッツリ盛られててそのせいでアイスが溶けかけていた。故意なのかどうかは分からないが、普通に出してこないところはいい演出だとは思った。例のおまじないを一緒にやってから、美味しくいただきました。ちなみにツンデレパフェは普通に出されました。残念。

出されるものは出されて、やるべきこともやったので後は時間までゆっくりしていた。ラテも味は薄いものの甘く、パフェもガッツリ甘かったので結構な満腹感があった。一緒に来ていた人もこの1時間の中で満足していたようで十分楽しめた。これで3千円いかないのだから、悪くない遊びかもしれない。

認定証と言う名のポイントカードをもらいつつ会計を済ませてお店を出た。お店を出ることは「お出かけ」という設定のようで入店時同様にメイドさん全員「いってらっしゃいませ!ご主人様!!」と言ってくれた。一緒に写真撮ってくれたメイドさんが出口付近まで来てくれたので、笑顔で「ありがとう」と言っておいた。気持ち悪かったかもしれないな。

 

秋葉原には色々なメイド喫茶的なお店があるので、一概に言えないかもしれないが、そこまで高い金を出すわけでもなく、それなりにかわいいメイド服の女の子とコミュニケーションを取りながら飲み食いできると思えば、メイド喫茶はアリだと思う。

リピートするかは別の話だけど、最初に説明してくれたメイドさんとは写真撮りたいなと思う。誰かは分からないけど誰かに似ていた。そこまでかわいいってわけでもないけど、なんだか気になってしまう子だった。これは気持ち悪いですね。

 気持ち悪いついでに書くんだけど、メイドさんは結構際どいスカートで、それなりに動くので見えるタイミングもありました。でも、ドロワーズ?的なものを履いています。

 

また、行くことがあれば今度は別のお店で今回とは違った感じで楽しめればいいかなーと。