抜けない毛はない

昨日、AGAクリニックに行ってきました。ブログのタイトル通り、私はハゲています。10人が見れば、10人が「あー。確かにハゲてる。」という感じのハゲ具合です。

ハゲに気が付くタイミングは色々あると思うけど、自分で気が付くより他人からの指摘が気づきのきっかけであることが多いのではなかろうか。あるいは写真で見たときに「あれ・・・。」といった感じで気が付くか。正直、毎日鏡で見ていても気が付きにくい。自分の場合は枕元から始まり、風呂場の排水溝、部屋にちらばった細い髪、そして初めて会った遠慮のない人からの指摘だった。数年前からそんな感じだったが、最近は目に見えて薄くなってきているので、これはマズイと思いクリニックへ行くことにした。

クリニックに行った感想を結論から言ってしまうと、高い。保険適用外ということもあり、6桁が最低ライン。クリニック側に言われるがままに色々積むとあっという間に100万になる。そして、説明というか診断も適当。普通の病気に比べれば、ハゲの進行具合程度しか見るところがないのかもしれないが、医師のような人に診てもらったのは3分程度。後は誰にでも出来そうな話を別のスタッフからされて、プランをどうするかを委ねられる。もちろんクリニック側の薦める内容がベストなんだろうけど、なんだかボッタクリ感がないわけでもないような気がしてしまう。診療のやり方から、説明まで含めて全体的に納得感が薄い。薄いのはクリニックに来る患者の髪だけでいいのではないか。具体的に何をして欲しいとかは思いつかないが、30分もかからない説明を受けて言われるがままに50万以上をハイと払うのもなんだか馬鹿らしい。結局、回答を保留にして帰宅した。

飲み薬、塗り薬がベースとなっており、半年分で40万程度。治療は続けないと意味がないので、普通は1年は続けるらしい。ボリュームディスカウントがあるので、結果的に1年やるのであれば、1年プランにするのが一番望ましい。普段の薬に加えて、特効薬的な感じで注射がある。発毛成分を頭皮に直に注入するもの。これが1回10万円。2回打てばとても効果があるらしい。効果や仕組みを聞けば、そうなのかと理解は出来るが、これだけ高いとそれが承諾にはそのまま繋がらない。正直、ゴリゴリ押してくるのもあって、なんだか嫌気が差してしまった。

ネットで調べると、こういったクリニックで薬を買うよりも個人輸入で圧倒的に安く購入できるらしい。ジェネリック薬品なのでどこまで効果があって、副作用等の懸念も残る。結局、安全性と金のどっちを取るかという話で、足元を見られてる感じがすごい。

なんだかんだ言っても「美容」なわけなので、整形手術だと考えれば値段が張るのも当然なのかもしれない。でも、好きでハゲたわけでもないのに、普通の人が払わなくても済むような金を払わなければいけないのは気に食わない。健康に関わるならともかく、ハゲでも死なない。強く生きられる。ウルトラCで結婚もまだ可能性はある。

 

ハゲに優しくして欲しいとは言わない。普通に扱ってくれたらそれでいい。ハゲもまた髪以外は普通の人間なのだから。