時代の声はCAN YOU CELEBRATE?

今日、親族の結婚式に出てきました。

結婚式自体は会社の人に呼ばれたり、大学時代のゼミの友人に呼ばれたりで何回か出たことはあったけど、親族のマトモな結婚式は今回が初めて。(姉の結婚式は非常に簡素であり、自分が姉のことを嫌いなためノーカウント)

式は披露宴含めてとても良かったです。新郎新婦の友人による余興やお決まりの手紙朗読やらメッセージやらで全体的に盛り上がっていました。パっと見コワモテの新婦側の父が結構はしゃいでたのは面白かった。人数的にはそこまで多くなかったし、新郎から最安プランにしたとか聞いていたけど、十分楽しめるものでした。料理は最安相応のものだったとは思うけど。

結婚式、披露宴で大体4時間程度。新郎側の親族として参加した身分なので特段することもなく、色々結婚について考えを巡らせるには十分な時間だった。まず、結婚式場にあるヴァージンロード。(全く関係ないですが、競馬やってると「va」の発音は「バ」じゃなくて「ヴァ」ってしたくなるんですよ。)今の時代、ヴァージンロードをヴァージンで歩く女性はいるんでしょうか。いや、いるわけがない(反語)。別に処女厨ってわけでもないので、どうでもいいといえばいいんだけど、あの道は男性が足を踏み入れたらいけないそうなんです。知ってから知らずか自分の叔父が移動の際に片足を入れてしまったら、スタッフの方に強く注意されていました。

きっとヴァージンロードは処女だけが歩くべきとされる神聖なる道ということから、そういうしきたりがあるんでしょうが、それはすなわち処女でない女性も歩くべきではないのではないかと。そんなことを式場がやり出したら、お金にならないので、形式上でやっているんでしょうけど、それなら男性が足を踏み入れてもそんな言わなくてもいいんじゃないかなと思いました。そもそも、日本にあるキリスト教形式を取っている式場なんて厳格でなくて当然なんでしょうね。神父っぽいおっさん用意して「アーメン」って言わせておけばいい世界ですね。何がアーメンだよ。ファッキンアーメン。

さらに、そもそも結婚というモノ自体への意見。今日の式と披露宴はコンパクトな方だったとは思うけど、もっと金かけて人いっぱい呼んでやったりするようなケースもある。大勢の前で永遠の愛を新郎新婦2人は誓い合うわけだ。健やかなるときも病めるときもお互いを支えあうと誓い合うわけだ。それを形式的ながら、恐れ多くも神の前で、神の名を口にして。

ところが、どうであろうか。世の中には離婚やら不倫やら夫婦の不仲の話題は尽きない。誓い合った愛とはなんだったのか。式でやっていることだけをなぞると、とてもその後でそんな不貞な行為は許されないとしか思えないが、今の日本では割とポピュラーなものになっている。だったら、結婚なんてやめちまえと思うけど、そうなると日本の国力はどんどん衰退していくことになると推測されるので、そこまでは言わない。でも、もっとなんかあるべき姿とはなんだったのかを振り返ってみて欲しい。

結婚もしていない人間がこんなこと言っても説得力もなにもないとは思う。でも、式であそこまで厳かにやるなら、もっとこう結婚とは素晴らしく、人間の成しうる最高の愛の形であって欲しい。何が今の日本の結婚制度をダメにしてしまったのか、何が夫婦の愛を壊してしまったのか、キリスト教が悪いのか、そうなのか!アッラーアクバル!!!!!