馬券が怖い

(タイトルはパクリです。)

 

何故俺は馬券を買ってしまうのか。勝てるわけがないことを分かっていて買ってしまう。給料が入る。必要な支払いを全部済ませる。少しのお金が余る。余ったお金は競馬に使う。負ける。死にたい。毎月コレ。いつもコレ。なんで学習しないのか。4ヶ月に1回くらいは勝つこともあるけど、その勝った分もすぐに競馬でなくす。なにか欲しくて金を増やそうとしたはずなのに、競馬でしか使わない。もっと増やそうと考えてしまう。いつものことだから頭では分かってるはずなのに、毎回やってしまう。

病気なんだろう。依存症なんだろう。それは分かっている。そもそも俺は常に何かに依存して生きてきた。ツイッターだけに依存してる分には金がかかることもないのでいいが、何故競馬に依存してしまったのか。競馬だけなのはマシなのか。競輪、競艇も少しやったことはあるが、イマイチ面白くない。100円賭けて増えればいい程度で買える。普通の人が楽しむギャンブルの範囲で楽しめる。それなのに競馬だけはそうもいかない。なまじ色々知っているだけに悩み、そして買ってしまう。それなりの金額で。あればあるだけ使ってしまう。パチもスロもやらない。あれは結局は自分のあずかり知らぬところで当たり外れが決まるから嫌。勝てることもあるのだろうけど、自分の思考を挟みたい。挟んでも負けるんだけど。

数週間は収支をつけていたのに大きく負けた週から、つけるのがイヤになってしまった。そもそも負けを自覚、意識するためにつけていたのに現実を目にしてやめるなんて持っての他であるのに、やめてしまった。

使ってはいけない金を使ったこともある。そういう時の勝率は40パーセントくらい。結局、負けるものなんだと分かっている。でも、勝ったときの記憶が、快感が俺を購入に走らせる。全ては自分が原因なのだからこんな言い訳しても意味がないのも分かっている。

意思が弱いのだ。意志がとても弱い。そもそも何故こんな意思が弱いのかはよく分からないが、とてつもなく意志が弱い。何かが自分のために続いたことがない。他人がいて、他人の目を、自分の評価を気にしてしか物事を継続させることしか出来ない。つまり、競馬を続けるかどうかは他人の何かに影響するわけでもないので、自分で強い意志を持って辞める他ない。俺の場合。でも、辞めれらない。幾度となく辞めようと思ったことはあった。もう競馬を始めて8年近くになる。少なくとも始めて1年目のときはこんな気持ちを自分が抱くなんて思いもしなかった。もう10回以上は辞めようと思ってるし、競馬のせいで死にたい気持ちになったことなんて100回以上はある。昔はもっと競馬に対して前向きな気持ちでいれたはずだった。GⅠで強い馬が出てくることにワクワクした。騎手をカッコイイと思った。レースの迫力に圧倒された。心が動いた。なのに今は競馬が怖い。ただ馬券が怖い。でも、買ってしまう。もうダメだ。

辞められない以上、死ぬしかないといった結論に至る。でも、痛いのはイヤだ。苦しいのもイヤだ。だから不可抗力的に死にたい。競馬で人生壊れました。でも、これは普段は態度に出しません。見栄っ張りだから。

今まで生きてきた中で2回くらい死にそうになったことあったけど、あそこで死んでおくべきだったのだと思う。人はいつかは忘れる生き物。俺のことも記憶からいつかは消えて行く。それならいつ死んでも変わらないと思う。ただ、死ぬならやりたいことがある。人生は一発逆転の可能性を秘めている。

さようなら日本。さようなら埼玉。競馬は人生だ。