歩くこと
子供から大人になるにつれて歩く機会は減ってくるものかと思う。
行動範囲が広がることに起因するものだとは思うのだけれども、やっぱり人間二の足を地に着けて行動するのが一番だと思っている。
逆に自分の足で歩けなくなったときは人間として終わりなのではないかと思っている。義足だとか車椅子だとか代替手段はあるけれども、長年連れ添ってきた足で歩けなくなるのは死ぬことよりも辛かろうと考えている。
一駅歩いてみるとか、天気のいい日には散歩してみるとか生活してる分には歩こうと思えば案外歩ける。走ったり、筋トレするのに比べれば運動としてはイマイチかもしれないけど、まずは徒歩から。目標1日10000歩。
こうやってうだうだ書いていることからも分かると思うけど、自分は好んで歩いている。時間さえ許すのであれば、とりあえず歩く。
何も誇れない自分だけど、普通の人以上に歩けることには自信がある。5キロは歩く距離。10キロはちょっと悩むけど歩く。ちんたら歩くのはあまり好きじゃないのでキビキビ歩く。景色を楽しんだりとか、健康に気を遣ってとかではなく、歩くこと自体に意義を見出している。歩いてこそ自分という30になる男が持つには低すぎる意識。つまらない人間だとは思いながら、明日も歩く。
徒歩はいいぞ。